あわい(間)を生きる

「あわい(間)」とは、
境界が溶け合い、
どちらでもあり、どちらでもない場所のこと。

このブログは、
「日本」と「スペイン」、
「舞台」と「日常」、
そのあいだを生きるひとりのフラメンコダンサーの記録です。

私は長いあいだ、
どちらかを選ばなければならない場所に
立っているような気がしていました。

日本人なのか。
異邦人なのか。
舞台の上の人間なのか。
日常を生きるひとりの人間なのか。

けれど、あるとき知った日本語があります。

「あわい」

あわいとは、
物事の境界が溶け合い、
どちらでもあり、どちらでもない場所。

境界線を引くのではなく、
重なり合って存在することを許す感覚です。

振り返れば、
私はずっとその「あわい」に立って生きてきました。

このブログでは、
スペイン・マドリードでの暮らし、
フラメンコという舞台芸術、
異文化の中で見つけた日本文化の輪郭、
そして、自分自身のルーツについて綴っています。

ここには、
明確な答えや結論はありません。

ただ、
読み終えたあとに、
少し呼吸が深くなるような時間を
残していけたらと思っています。

もしあなたが、
どこにも属していないような感覚を
抱いたことがあるなら。

その「あいだ」にこそ、
居場所があるのかもしれません。


この場所から、いくつかの道が分かれています。

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